2009年10月24日土曜日

聴くということ


聴くということ。その昔、Uhがまだ女優をめざしていたころ。芝居の稽古中に演出家から「もっと、相手をよく見て、言う事を聴いて。」というダメ出しをもらった。芝居をはじめて間もない頃は、このダメ出しの意味がまったく分からなかった。『私には相手はよく見えているし、セリフも聞こえているのに、これ以上何をすればいいの?』でも、稽古を重ね公演を重ねていくうちに、このダメ出しの意味がわかるようになってきた。聴くということ。目に見えないもの耳に聞こえないものを感じ取ること。相手の出しているエネルギーの質やレベルを感じ取ること。相手の欲している距離感を感じとること。。。当時そんな理解をしたように思う。

そして、今クラウンとして現場に出るとき、さらにこの聴くという言葉の中に、『今、相手の欲しているもののすべてを感じとること。』という理解が加わった。

明日はまた、世田谷の老人ホームでClowning。 さてさて、どれくらい聴くことができるのかしら。。。

楽しみです。

1 件のコメント:

  1. 「聴く」と言うこと。
    わずか2文字ですが,とっても奥が深いんですね。勉強になりました。
    クラウンはそう言う気持ちで相手に接するので,通じ合い,相手を笑顔にすることができるんだろうなぁと思いました。

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