2009年10月27日火曜日

あかい鼻の奇跡


脳梗塞の再発で入院。今年の5月に退院してきたけれど、大好きだった食べる事としゃべる事ができなくなってしまったIさん。普段はお部屋のベッドの上で、眠ったり目を覚ましたりを繰り返す生活。そんなIさんのお部屋にUlalaとYossyが押しかけて、うたや手品を披露しました。Iさんは目を見開いて、異様な3人を凝視。Lalaが「おならがブー!」というとIさんの口もとがわずかに綻んできた。3人で「Iさんブー。ブー、ブー、ブー!」Iさんが大きな口をあけて笑っている。5か月ぶりに見るIさんの笑い顔。
き・せ・き....でしょうか。。。
IさんとUhとLalaとYossy,4人でIさんの大好きな『春よ来い』を合唱。3人「は~るよこい。は~やくこい。 あ~るきはじめた、」Iさん「・・・・みぃちゃん・・」3人「~がぁ、あ~かいはなおの」Iさん「・・・げたはい・・」 3人「~て、おんもへでたいと」Iさん「・・・・・・まって・・・いる」
これも、き・せ・き....だね。

2009年10月24日土曜日

聴くということ


聴くということ。その昔、Uhがまだ女優をめざしていたころ。芝居の稽古中に演出家から「もっと、相手をよく見て、言う事を聴いて。」というダメ出しをもらった。芝居をはじめて間もない頃は、このダメ出しの意味がまったく分からなかった。『私には相手はよく見えているし、セリフも聞こえているのに、これ以上何をすればいいの?』でも、稽古を重ね公演を重ねていくうちに、このダメ出しの意味がわかるようになってきた。聴くということ。目に見えないもの耳に聞こえないものを感じ取ること。相手の出しているエネルギーの質やレベルを感じ取ること。相手の欲している距離感を感じとること。。。当時そんな理解をしたように思う。

そして、今クラウンとして現場に出るとき、さらにこの聴くという言葉の中に、『今、相手の欲しているもののすべてを感じとること。』という理解が加わった。

明日はまた、世田谷の老人ホームでClowning。 さてさて、どれくらい聴くことができるのかしら。。。

楽しみです。

2009年10月20日火曜日

だいじなこと



いつも誰かと一緒にご飯を食べよう。
出逢った人とハグしよう。
できるだけ自然の中にいよう。
たくさん恋をしよう。
そして、いっぱい笑おう。
風がはこんでくる幸せの予感。

だいじなことは、生きているということ。


写真:ベルギーのカンブルの森