2010年2月14日日曜日

クラウンの赤い鼻

「クラウンの赤い鼻を見たとき、どんな感じがしますか?」という質問をしてみたい。クラウンを志す人、そうでない人、高齢者、若者、子供たちに対して。。。
「赤い鼻は好きですか?」という質問もしてみたい。
赤い鼻に違和感を持つ人は結構多いとのではないかと思うのよ。
実のところ、赤い鼻をつけてクラウとして活動している私Uhも、赤い鼻にはまだ違和感があるのです。
しっくりこない。。。


クラウンを志す者は、もしかすると義務で赤い鼻をつけているかもしれないな。。。


師匠のMoshe Cohenは赤い鼻をつけないクラウンです。
Mosheはそれが好きでないなら赤い鼻をつける必要はないと言っています。クラウンのコスチュームはあなたの精神を反映させるべきです、と。


しかし、赤い鼻はそれだけで意味を持っていたりするのです。クラウンとして活動する時には、赤い鼻が絶対に必要な時がある。。。特にクラウンとして未熟は私たちにとっては、赤い鼻を存在させないと世間が認めてくれないこともある。。。お笑いコンビではなく、クラウンとして認めてもらうには、まだまだ修行が必要のようです。。。

難民のための無料健康相談

2/11に豊島区の小さな教会にて、日本に住むミャンマー人のための無料健康相談を行いました。発起人は、国境なき医師団で活躍された経歴もある名知仁子先生。名知先生は再来年にはミャンマーにクリニックを建設するという素晴らしい夢をもった、素敵な女医さんです。Uhはクラウンとしてではなく、本業の看護師として、お手伝いをさせていただきました。
無料健康相談は、名知先生の初めての試み。
何人の相談者が来るのかしら。。。とちょっと心配ではありましたが、冷たい雨の中、20名近くの方が相談にいらっしゃいました。
日本語が流暢に話せない彼らは、病状を説明できないため病院に行く機会が少なくなってしまいます。無料相談室は、ミャンマー人の通訳がいて、彼らの相談にのってくれます。
また、参加した日本のDr.も、ミャンマーで国際協力経験済み。ミャンマー語がバリバリ話せる頼りになるDr.が勢ぞろいでした。ミャンマーから日本に勉強に来ているんミャンマー人のDr.も参加!


2010年からミャンマーからタイに逃れた難民を日本が受け入れる「第三国定住」制度が初めて実施される。 受け入れに関して、国連難民高等弁務官事務所・税田芳三氏は「日本の中で彼ら(難民)が生活していくのに必要なサポートをどこまでできるか(が課題)ということだと思います」と話した。
テスト期間の3年間の成否によってさらに受け入れを拡大していくか、検討される。。。


今回のような活動がどんどん広がって行くと良いですね。参加したあるDr.が語っていました。「一人の人間が365日、毎日ボランティアをするより、365人の人が交代で1日だけボランティアをするほうが、続いていくんだよ。」

1日だけでOK.ボランテァに参加してみてませんか?

2010年2月6日土曜日

座禅のすすめ

座禅を組むとき、姿勢・呼吸・心をととのえるが、これを調身・調息・調心という。クラウニングを行なうときもこれらが必要なのだという。これを行うことにより、「聴く」ということができる。自分自身の息遣い、心の状態を聴く。そして、自分自身をとりまく環境を全身全霊で聴く。


座禅の目的は、心中のイメージに囚われずにあるがままの自分と世界を体感し、無の境地に至ることである。そして、クラウニングにはそのもう一つさきのスポンテニアス(直観的に即時性に動く)であることが必要になってくる。


Mosheはネガティブナ意識に駆られると、座禅を組む。
姿勢・呼吸・心をととのえて、ネガティブナ意識を排他する。


座禅を組むとき、調えていくものは自分自身であり、意識は自分自身に向けられているのだが、自身がおかれている環境と調和していかなければならない事態が起こる。それは無との戦いのように思う。座禅に慣れるまでは、無音・無動のなかの自分自身を確立できない。身の置き所のない状況がおこる。何かを頼りにしたくなる。線香のにおい。隣人の呼吸音。せきばらい。風の流れ。光の加減。どこかに自分自身を預けたくなる。


呼吸を意識しながら、よりどころを探し続ける。しかし、ある瞬間、意識している全てのことがまったく気にならなくなる時が来る。
なんともいえない、落ち着いた心地よい瞬間。これが調和なのだろうか。。。。


座禅を組んでみよう。