座禅を組むとき、姿勢・呼吸・心をととのえるが、これを調身・調息・調心という。クラウニングを行なうときもこれらが必要なのだという。これを行うことにより、「聴く」ということができる。自分自身の息遣い、心の状態を聴く。そして、自分自身をとりまく環境を全身全霊で聴く。
座禅の目的は、心中のイメージに囚われずにあるがままの自分と世界を体感し、無の境地に至ることである。そして、クラウニングにはそのもう一つさきのスポンテニアス(直観的に即時性に動く)であることが必要になってくる。
Mosheはネガティブナ意識に駆られると、座禅を組む。
姿勢・呼吸・心をととのえて、ネガティブナ意識を排他する。
座禅を組むとき、調えていくものは自分自身であり、意識は自分自身に向けられているのだが、自身がおかれている環境と調和していかなければならない事態が起こる。それは無との戦いのように思う。座禅に慣れるまでは、無音・無動のなかの自分自身を確立できない。身の置き所のない状況がおこる。何かを頼りにしたくなる。線香のにおい。隣人の呼吸音。せきばらい。風の流れ。光の加減。どこかに自分自身を預けたくなる。
呼吸を意識しながら、よりどころを探し続ける。しかし、ある瞬間、意識している全てのことがまったく気にならなくなる時が来る。
なんともいえない、落ち着いた心地よい瞬間。これが調和なのだろうか。。。。
座禅を組んでみよう。
2010年2月6日土曜日
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